更年期、手の関節の痛みにはアルニカでマッサージ
001 からだのケア
手指の不調の原因はやはりエストロゲンの低下
更年期の典型的な不調に「手指関節の痛み」があります。
指が痛くて蓋が開けられない、よく物を落とす、
だんだんと指先が曲がってきた、手が広げられない、
関節が熱っぽいなどなど・・。
大元の原因は女性ホルモンエストロゲンの減少です。
関節や腱を覆っている滑膜にもエストロゲンが作用しているからです。
痛みが取れたらマッサージが効果的。そして動かす
炎症を起こしている時や痛みが出ている時は腫れや痛みを抑えましょう。
よく起こることなので、かかりつけの産婦人科の先生にお話しするとよいでしょう。
腫れや痛みが引いたら、少しづつ動かしていくように致しましょう。
動かさずにいると固まって動かなくなってしまいます。
関節には「アルニカ」をおすすめします。
菅平高原、竹脇献さんの畑のアルニカ。とても気難しいアルニカ。育てるのがとても大変ですが、多年草で、雪の下でも凍えずに越冬する強さを持っています。私も収穫を手伝いました。
血流を改善し、関節の不具合と言えば、わたしは即「アルニカ」を思い出します。
アルニカは標高の高いところに育つキク科の高山植物で、ヨーロッパではとてもポピュラーなメディシナルハーブの代表です。血流を改善し、修復を助けます。あざや傷跡の修復を早めたり、しもやけや筋肉痛に使います。更年期の手指関節のケアにもとてもおすすめです。
夏に花を摘んだ花を乾燥させ、植物油やアルコールに漬け込んで用います。
アルニカの製品から2社ご紹介します。
世界を代表するブランド「ヴェレダ」はやはり信頼できます。
1つは、100年の歴史を持つドイツのブランド、ヴェレダのアルニカマッサージオイルです。バイオダイナミック農法の生命力溢れる質のよいアルニカを収穫。このブレンドには、白樺のエキスが使われアルニカの働きを助けています。濃厚なオレンジ色のオイルです。ヴェレダはルーマニアの畑が有名です。
ヴェレダ アルニカマッサージオイル 100mL ¥2860
https://online.naturesway.jp
日本では育てているのはおそらくここだけ。「ハイランドレメディーズ」のアルニカ
2つめは、長野県上田市、菅平高原の山の中で栽培しているアルニカが原料です。
オイルは、お風呂上がりや家でのケアに。バームは携帯用としてとても便利です。農場主の竹脇献さんが自分で育てたアルニカを自分で収穫、干したものを米油に漬け込みエキス抽出しています。米油の使い心地がさらりととても気持ちがよい製品です。
ハイランドレメディーズ アルニカマッサージオイル 60ml ¥4620
手の痛みも婦人科医へ相談を。「HRT」(ホルモン補充療法)はとても有効です。
そして、この時期の手の痛みも産婦人科医の先生に相談ください。典型的な更年期の症状なのです。手の痛みや不具合にはホルモン補充療法(HRT)もとても効果的です。
私がホルモン補充料法、HRTを続けているのは、認知症予防と骨関節のしなやかさのため。手指のためでもあります。いきなり整形外科で手に注射、手術!などとなる前に、ぜひ相談してみてください。
それと、痛みや変形を感じた時、どなたも「関節リウマチ」を疑うと思います。
私もそれを案じます。
産婦人科医で「手が痛いので、リウマチの血液検査してください。」とお話しされれば、すぐにやってくれます。これもとってもポピュラーなこと。このチェックをやっておき、リウマチでないとわかれば、安心できますし、リウマチとなれば、早めの治療が叶います。
医療との連携、そして家でのセルフケア。どちらも上手に取り入れて、快適にお過ごしください。